私たちについて

人間関係が希薄と言われるこの時代、家族間で相続争いが生じることも少なくはありません。

なぜ、今、人間関係が希薄と言われるのでしょうか？

昔とは異なり、私たちはパソコンや携帯電話（スマートフォン）と言った便利なツールを手に入れたりネット接続の技術向上により便利さや機能的な物をより多く手にすることが出来ます。

そういった技術は、仕事や生活の生産性を向上させる手段として開発されたものですから、そういったツールのおかげで余裕ができ、より人間的な生活が送れるものとしてこの世の中に普及したと思います。ところが、仕事面だけでもなんだか以前よりやることが増え、より時間に追われるようになった気がします。

私生活でも、ＬＩＮＥやフェイスブック等本来ならつながれなかった友達やいつでも連絡が取れるという安心感が役に立っていることは否定しません。ただ、本来の意味での「人間関係」の構築といったものが、そういったより「効率」的なものに置き換えられ、「広く浅く」の人間関係はつくれるものの、より深く相手を理解するといったある意味「面倒くさい」行為が切り捨てられているような気がしてなりません。

相続争いもこの「人間関係」のもつれからくることが非常に多いと感じます。
特に血のつながったご親族だからこそ「少しでも多く・・・」「（両親の面倒を一切見なかった）妹には絶対相続させたくない」など、幼いころには仲良く遊んでいたご兄弟姉妹が骨肉の争いを繰り広げる・・・・。

相続争いの原因の一つが親族間での「人間関係の希薄さ」から来ているともいえるでしょう。

私たちは銀行員時代にもそのような争いが発生する場面に遭遇することが大変多くございました。なぜなら、銀行という会社はお金だけではなく口座を開設されていらっしゃるご家族の情報が日々の営業活動からどうしても集まってくるんですね（例えば、お孫さんが生まれたので学資保険をプレゼントしたい、老人ホームに入るので投資信託を解約したい等）。

争うために結婚し、相続で揉めるために財産を遺される方など一人もいらっしゃらない。ましてや、ご自身が万一の時に、家族に争われる事ほど悲しいことはない。そんなご家族の相続争いを少しでも回避できるお手伝いがしたい。

そんな想いを元に、私たちはスタッフ全員が元銀行員という特徴を生かし、事務的・マニュアル的に対応するのではなく、各ご家族のご事情に応じた解決・手続きのご提案を心がけています。

私たちは、相続手続きを通じて皆さんと一緒に少しでもよりよい家族文化を子どもたち、そして孫たちの世代に残せたら、と願っています。