１．不動産の相続専門

私は、元銀行員時代は住宅ローンの審査を通じて、皆さんの不動産購入をお手伝いさせていただきました。

年間約３００件以上のご家族とお話させていただく中で、「なぜこの不動産を購入するか」、「この不動産を購入してどのような生活を送りたいのか」等不動産に対する購入時の想いを踏まえた新規ご提案をさせていただいておりました。

また、ローン返済中の方がお亡くなりになられた際の団体信用生命保険によるご相続のお手伝いを通じて感じたことは、「不動産」にはそこにお住まいになられているご家族の「文化」があるということ。

私は、不動産の相続を通じてそういった家族文化の「承継」を大切にしたいと考えています。

私は、司法書士として多くの不動産相続や住宅ローンの相談ををお伺いしてまいりました。

残念ながらその中には、不動産の相続に関しご家族間で争いが生じているケース（特に財産が自宅しかない場面）や、住宅ローンの返済が継続できなくて困っておられるご相談も少なくありません。

そういったご相談を多くお伺いすることによって、相続の場面では「（特に住宅関係で）いかにご家族間の争いを回避するか」という視点を皆さんにご提供できると考えています。

銀行員から司法書士としてお仕事をさせて頂くうちに、不動産にまつわる「争い」が少なくない事を実感していました。

そこで、不動産を購入する手段の中に潜む「リスク」を回避、または事前に対策を考える重要性を認識していただきたいと、ファイナンシャルプランナーとして「不動産購入前」の相談を行っています。

例えば、住宅ローンにおける「連帯債務と連帯保証、ペアローン」、不動産では「共有名義、２世帯住宅、賃貸併用住宅」等、税制面を含めそれぞれの特性を知ったうえでご利用されている方は決して多くはありません。

相続の場面においても、単に名義変更が出来ればよいというのではなく、「誰に、どのように」名義変更をするのか、その名義変更方法には「リスク」はないのか、と言った総合的な視点をご提供できると考えています。